節約するならまずは固定費から
節約するならまずは固定費から。
その理由は、一度見直すと効果が大きい上に節約効果が持続するからです。
例えばスマホ代に毎月1万円かかっているとしましょう。
三大キャリアから格安スマホに乗り換えることによって、毎月5,000円の支払いで済むようになりました。
この時の節約額は5,000円です。
ですが、その節約効果はその月だけにとどまりません。
翌月も本来なら10,000円払う予定だったのが5,000円で済むのですから、また5,000円の節約をしたことになります。
その次の月も5,000円の節約、その次の月も5,000円の節約。
このように、たった1回の見直しによって、節約効果が持続するのが固定費見直しの特徴です。
年間で60,000円、10年間で600,000円も節約したことになります。
スマホ代(通信費)を例にしてみましたが、見直すべきは通信費以外にもあります。
- 住居費
- 車両費
- 通信費
- 光熱費
- 保険
- 税金
住居費の見直し
特に、住宅ローンを組んでいるかたはこちらが参考になるかもしれません。
車両費の見直し
車を持っている方は車の維持にも多くのお金がかかっていると思います。
この車両費を上手に見直せれば家計は楽になり、投資に回せる金額が増えるでしょう。
通信費の見直し
通信費は主にスマホやインターネット接続サービスの代金です。
これも毎月一定額の支払いが発生しますので立派な固定費です。
光熱費の見直し
電気や水道、ガスといったライフラインも固定費です。
使用量に応じて支払う金額が変わるので変動費に入れる場合もありますが、毎月ほぼ固定で支払いますのでここでは固定費に区分しています。
電気をつけっぱなしにしない、水を出しっぱなしにしないといった節約の他にも水道光熱費を節約する方法があります。
保険の見直し
保険の外交員に言われるがままに入っている保険はありませんか?
その保険本当に必要でしょうか?
無料で保険の見直しが相談できる窓口がたくさんあります。
税金の見直し
税金は引かれるのが当たり前と思考停止になってはいけません。
どうせ税金を払うならお得になる方法を利用しましょう。
ふるさと納税の活用です。
厳密に言えばふるさと納税は納税ではなく寄付です。
ですが、寄付をすることによって所得税と住民税を減らすことができます。
変動費の見直し
固定費の見直しがある程度済んだら、次は変動費を見直します。
大切な事なので繰り返しますが、節約は固定費から。
先に変動費に手を付けてしまうと、労力の割に効果が乏しいので続かなくなってしまいます。
固定費の見直しが終わってから変動費の節約に移りましょう。
- 食費(日々の食費にかかる費用です。食品だけでなく、飲料やお菓子も含みます。)
- 日用品費(日々の生活で使う消耗品です。トイレットペーパーやラップなどここに含まれます)
- 交通費(電車、バス、タクシーを利用したときにかかった費用です。)
- 娯楽費・レジャー費(どこかへ遊びに行った際の交通費、宿泊費、体験費用のことです。)
- 医療費(診察料、薬剤料、検査費用など病院や薬局で支払った金額です。)
- 美容費(美容室、ネイル、化粧品に使用した金額です。)
- 交際費(飲み会や手土産代などです。)
- 特別費(結婚式のご祝儀や葬式の参列費用、その他緊急的に発生した費用の事です)
食費の節約
- 毎月の食費の金額を設定する
- 自炊する
- コンビニに行かない
- 買い物に行く回数を減らす
- 安い店を使い分ける
- 節約すべきは主食ではなくお菓子
- 安売りという言葉だけで購入しない
- ポイントをもらうための買い物をしない
- 買った食材を無駄にしない
- 作り置きをする
- 弁当を持参する
- 自販機で購入せず飲み物はマイボトルで持参する
- 家にある食材を把握しておく
- 家のある食材でレシピを考える
- 賞味期限が長いものはまとめ買いをする
- 支払い方法を工夫する
日用品費の節約
- 普段使っている日用品をリストアップする
- 日用品は必要な分だけ購入する
- 日用品を過剰にストックしない
- ドラックストアのポイントに釣られない
- 増量品やお徳用といった割安な大容量品を買う
- 詰め替え用を買う
- プライベートブランド(PB)商品を使う
- ネット通販とも価格を比較する
- クーポン券や割引券を活用する
- 100円ショップも上手に活用する
- あらかじめ薄められている液体洗剤を粉や固形の物に替える
- 全てにおいて使用量を減らす努力をする
交通費の節約
- 定期券はクレジットカードで購入する
- SUICAのチャージはクレジットカードで
- 回数券を利用する
- 乗り放題切符や往復割引切符を利用する
- 株主優待券を利用する
- 徒歩、自転車に切り替える
- 金券ショップを利用する
- 飛行機は早割で予約する
- LCCを利用する
- 新幹線ではなく高速バスを使う
娯楽費・レジャー費の節約
- 娯楽費の上限を決めておく
- お金がかからない趣味を持つ
- 近くの公園で遊ぶ
- 無料のイベントに参加する
- 住宅展示場巡りをする
- 図書館やレンタルを活用する
- 施設入場券を買う時には割引券やクーポンを活用する
医療費を節約する方法
診察料、薬剤料、検査費用など病院や薬局で支払った金額です。
- いきなり大病院にかからない
- 保険証を常に持ち歩く
- かかりつけ医を持つ
- はしご受診を避ける
- かかりつけ薬局を持つ
- お薬手帳を持参する
- 薬はジェネリックを使う
- 時間外の受診を避ける
- 毎年の健康診断は必ず受ける
- 高額な医療費がかかりそうなら高額療養費制度を使う
- セルフメディケーション税制対応商品をうまく利用する
- スイッチOTC医薬品を上手に使う
- 確定申告で使用するために領収証を取っておく
美容費の節約
美容室、ネイル、化粧品に使用した金額です。
交際費の節約
飲み会や手土産代などです。
- 2次会には行かない
- 誘われてもたまに断る
- 本当に参加したいものだけ参加する
- 自分にとって今後必要な人間関係の飲み会だけ参加する
- 自分が幹事になってまとめて支払ってポイントを貯める
- お店ではなく家で飲む
特別費の節約
結婚式のご祝儀や葬式の参列費用、その他緊急的に発生した費用の事です。
特別費の節約は難しいので、節約するというよりは備えておくという意識にしておきましょう。