固定費は見直しましたが、変動費は見直さなくて良いのでしょうか?
固定費の見直しが終わったら次に手を付けるべきは変動費だ。
- 変動費の節約方法
- 変動費と固定費の違い
変動費の意味とは?固定費との違い
固定費とは、毎月一定の額が引かれていく費用のこと。具体的には家賃、ローン、通信費、保険料、水道光熱費、サブスクなどです。
変動費とは食費や日用品費、交際費、交通費、医療費、美容費、特別費など、毎月金額が変動するものをいいます。
まず節約すべきはどちらでしょうか?
簡単で一度見直せば効果が持続し、しかも節約効果が大きいのは固定費です。
それに対し、変動費の見直しは日々意識をして努力を続けて行かなければなりません。
1回見直して効果が大きくて持続する固定費を見直す方が楽に節約できて入金力アップにつながります。
家計を見直したい、証券口座への入金力をアップさせたい方は、まず固定費の見直しから取り掛かりましょう。
固定費の見直しが一通り終えることができたら、次はいよいよ変動費の節約です。
家計の変動費一覧
家計の変動費は、主に以下の8種類に分類されます。
- 食費(日々の食費にかかる費用です。食品だけでなく、飲料やお菓子も含みます。)
- 日用品費(日々の生活で使う消耗品です。トイレットペーパーやラップなどここに含まれます)
- 交通費(電車、バス、タクシーを利用したときにかかった費用です。)
- 娯楽費・レジャー費(どこかへ遊びに行った際の交通費、宿泊費、体験費用のことです。)
- 医療費(診察料、薬剤料、検査費用など病院や薬局で支払った金額です。)
- 美容費(美容室、ネイル、化粧品に使用した金額です。)
- 交際費(飲み会や手土産代などです。)
- 特別費(結婚式のご祝儀や葬式の参列費用、その他緊急的に発生した費用の事です)
それぞれ毎月どのくらいの費用を使っているか把握できているでしょうか?
簡単に把握するには家計簿をつけておくのがおすすめ。
忙しいと家計簿をつけている時間なんて取れないという方も多いでしょう。
家計簿アプリなら自動で家計チェックができるのでおすすめです。
簡単に家計をチェックしたいなら、家計簿を自動化できる家計簿アプリの- 銀行口座やクレジットカードと連携⇒自動で収支が見える化できる
- iDecoやふるさと納税サイトとの連携⇒資産全体を見える化できる
- 電子マネーやポイントサイトとの連携⇒複数の電子マネーやポイント残高を一覧で確認できる
変動費の節約方法
変動費の節約成功のカギは毎日の努力と意識です。
まずは家計簿アプリ等で、どのくらいの費用を把握しましょう。
現状を把握してから節約に取り組まないと、ただ苦しいだけで節約ができたかどうかもわかりません。
現状の支出を把握してから節約に臨みましょう。
食費を節約する方法
変動費で一番多くの金額を占めているのは食費であることが一般的。
すでに食費の節約はやっているよという方も多いでしょう。
買い物する時には少しでも安いものをとスーパーをはしごしたりと頑張っている方も多いと思います。
ここでは食費を節約する方法をまとめてみました。
- 毎月の食費の金額を設定する
- 自炊する
- コンビニに行かない
- 買い物に行く回数を減らす
- 安い店を使い分ける
- 節約すべきは主食ではなくお菓子
- 安売りという言葉だけで購入しない
- ポイントをもらうための買い物をしない
- 買った食材を無駄にしない
- 作り置きをする
- 弁当を持参する
- 自販機で購入せず飲み物はマイボトルで持参する
- 家にある食材を把握しておく
- 家のある食材でレシピを考える
- 賞味期限が長いものはまとめ買いをする
- 支払い方法を工夫する
食費の節約は細かな積み重ね。
コンビニに行かないでスーパーで買い物をするだけでもかなりの節約となるはず。
自販機で飲み物を買うのもかなりの出費。ペットボトル飲料を買う代わりにマイボトルに好きな飲み物を入れて持ち歩くだけでも大きな節約です。
日用品費を節約する方法
日用品は家計の中に占める割合が大きいことが多い費用。
ドラッグストアでちょっと買い物をしただけなのに、会計が3,000円とか4,000円くらいになってしまうことも多いでしょう。
日用品の節約方法は食費の節約方法と似ています。
まずは現状でどの程度の金額を日用品費として使っているかを把握すること。
そしてもう一つ大事なのが、使っている日用品をリストアップしておくことです。
- 普段使っている日用品をリストアップする
- 日用品は必要な分だけ購入する
- 日用品を過剰にストックしない
- ドラックストアのポイントに釣られない
- 増量品やお徳用といった割安な大容量品を買う
- 詰め替え用を買う
- プライベートブランド(PB)商品を使う
- ネット通販とも価格を比較する
- クーポン券や割引券を活用する
- 100円ショップも上手に活用する
- あらかじめ薄められている液体洗剤を粉や固形の物に替える
- 全てにおいて使用量を減らす努力をする
日用品費の節約方法をまとめてみました。
すでにやっているという方も多いと思いますが、毎日の意識と努力が必要です。
頑張って日用品費を節約して入金力を高めていきましょう。
交通費を節約する方法
電車やバス、飛行機に乗る際にかかる費用が交通費。
この交通費も節約が十分可能です。
- 定期券はクレジットカードで購入する
- SUICAのチャージはクレジットカードで
- 回数券を利用する
- 乗り放題切符や往復割引切符を利用する
- 株主優待券を利用する
- 徒歩、自転車に切り替える
- 金券ショップを利用する
- 飛行機は早割で予約する
- LCCを利用する
- 新幹線ではなく高速バスを使う
交通費の節約方法は知っている人と知らない人で大きな差が出るのが特徴。
特に、飛行機は早割だと最大7~8割引きになることも!
大きく費用がかかるときには特に情報チェックが大切になってきます。
娯楽費を節約する方法
娯楽費を我慢しすぎてストレスが溜まり、発散のために甘いものを買ってしまう。
これでは本末転倒です。
娯楽費は無理に節約しようとはせずに、使ってよい金額の上限を決めておく方法がおすすめです。
- 娯楽費の上限を決めておく
- お金がかからない趣味を持つ
- 近くの公園で遊ぶ
- 無料のイベントに参加する
- 住宅展示場巡りをする
- 図書館やレンタルを活用する
- 施設入場券を買う時には割引券やクーポンを活用する
この中で特におすすめなのが住宅展示場巡り。
無料のイベントで楽しめますし、ハウスメーカーから粗品がもらえることもあります。
医療費を節約する方法
医療費を節約するために最も大切なのは健康でいること。
健康でいることが一番の医療費節約です。
お酒とたばこを控えると健康に良いだけでなく、出費を減らすこともできます。
- いきなり大病院にかからない
- 保険証を常に持ち歩く
- かかりつけ医を持つ
- はしご受診を避ける
- かかりつけ薬局を持つ
- お薬手帳を持参する
- 薬はジェネリックを使う
- 時間外の受診を避ける
- 毎年の健康診断は必ず受ける
- 高額な医療費がかかりそうなら高額療養費制度を使う
- セルフメディケーション税制対応商品をうまく利用する
- スイッチOTC医薬品を上手に使う
- 確定申告で使用するために領収証を取っておく
ちょっとした風邪なのに大病院にかかってしまうと多額の初診料を請求されます。
まずはかかりつけ医を受診しましょう。土曜日の午後や日曜日、祝日の受診は通常よりも金額が高く設定されていますので、なるべく時間外の受診は避けるのがおすすめです。
医療費のうち薬代が大きな割合を占めている方も多いでしょう。
今飲んでいる薬をジェネリック医薬品に替えるだけで薬代が3割程度安くことがあります。ジェネリックに替えられるかどうか薬局で相談してみましょう。
美容費を節約する方法
男性か女性か、未婚か既婚かによっても大きく金額が変わるのが美容費。
美容費は無理に削らず、次の2点を意識しましょう。
美容費はメリハリをつけて使うことと、コストパフォーマンスを意識すること。
この2点を意識するだけでも美容費の節約は十分できますよ。
- 100均コスメを上手に取り入れる
- 必要な物や、気分が上がるものは無理に削らない
- 規則正しい食生活で内面からキレイに
- お肌の大敵である睡眠不足にならないように
- 甘いものを減らして健康に
交際費を節約する方法
仕事の付き合いや友達付き合いで発生するのが交際費。
具体的には飲み会や手土産代などです。
交際費をあまり節約しすぎると、人付き合いが悪いと噂されてしまうことも。
必要なところにはお金をかけつつ、節約するという作戦を取りましょう。
- 2次会には行かない
- 誘われてもたまに断る
- 本当に参加したいものだけ参加する
- 自分にとって今後必要な人間関係の飲み会だけ参加する
- 自分が幹事になってまとめて支払ってポイントを貯める
- お店ではなく家で飲む
仕事上の付き合いだと断れないことも多いと思います。
断る理由をいくつか準備しておくと、いざという時に大変役に立ちます。
特別費を節約する方法
毎月は発生しないけれど、数ヵ月に一回、年に一回、2年に一回程度発生する「特別な出費」のこと。
特別費は年単位での把握が必要となります。
項目や金額は家庭によって様々。
- 家族のイベント
- 冠婚葬祭にかかる費用
- 帰省費用
- 年払いの費用(会員費等)
特別費は節約をするというよりは、備えておくと言う方がふさわしいでしょう。
そのためにも家計簿アプリ等で収支の確認が必要です。
簡単に家計をチェックするなら、家計簿を自動化できる変動費の見直し(節約方法)まとめ
変動費の節約方法についていろいろ見てきました。
繰り返しになりますが、変動費の節約は日々の意識と我慢が必要です。
全ての項目で100点満点を目指すと苦しくなってしまいます。
できる部分から少しずつ変動費の見直しを進めて行きましょう。
固定費の見直しがまだの方はそちらから手を付けましょう。