1株から購入できるのはわかったのですが、どのくらいの資金を使うべきでしょうか?現金も残しておいた方が良いですよね?
資産のうちどのくらいを株式投資に使って大丈夫なのかを知っておかないと不安だね。
その目安はどのくらいのリスクに耐えられるかという『リスク許容度
』によって決まる。
今回はリスク許容度について解説していこう。
- リスク許容度とは
- 現金と投資の最適な割合について
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投資初心者へ資産形成の方法をわかりやすく解説していきます。
この記事で最も伝えたいこと。それは、
これだけです。
余裕資金なら仮に株価が下がって損をしたとしても生活には影響がありません(気分的には影響があるかもしれませんが)。
いくら国が貯蓄から投資へと言っているとしても、損を取り戻そうとして生活費をつぎ込んだり、借金をしてまで株式投資をすることは全くおすすめしません。
初心者に最適な資金配分【株式投資に重要な資金管理】
大切な事なので繰り返しますが、株式投資は余裕資金で。
大前提です。
余裕資金といっても、資産のどのくらいが余裕資金と言えるのかは人それぞれ。
余裕資金の決め方はリスク許容度が参考になるかもしれません。
ではそのリスク許容度とは何でしょうか。
リスク許容度とは、「どれくらい投資元本がマイナスとなっても生活に影響がないか」「どれくらいまでなら投資元本がマイナスとなっても気持ち的/気分的)に耐えられるか」というものです。
みずほ証券
あなたのリスク許容度はどのくらいなのか、この表を参考にしてみてください。
例えば、20代独身1人暮らしの人と、40代で子供が2人いる人のリスク許容度を比べてみましょう。
20代独身1人暮らしの人の方がリスク許容度は大きい(ある程度損をしても大丈夫)という事です。
若いうちなら仮に失敗したとしても取り戻せる期間は長いですが、70代で失敗すると生きているうちに取り戻すのはほぼ不可能ですね。守るものが多いと失敗できませんから、リスク許容度は低くなりがちです。
同じ年齢であっても総資産1億円の人と総資産100万円ではリスク許容度は全くことなります。仮に半分になっても総資産が5千万円残る人のリスク許容度は大きいと言えるでしょう。
株式投資は2倍になることもあれば半分になることもあり得ます。
投資初心者の方は、『投資した金額が仮に半分になっても良いと思える金額』を目安にして株式投資を始めてみてはいかがでしょうか。
リスク許容度の比較表(まとめ)
証券口座に入れたお金を全て使う必要はない
株の売買をするには証券口座への入金が必要です。
ただ、証券口座に入れた金額を全て株に替える必要はありません。証券口座内に買付余力として残しておいても良いのです。
ちなみに、証券口座に入れたお金の大部分を株に替えている状態をフルポジション(フルポジ)と言います。
フルポジション=買付余力はほぼゼロという状態です。
フルポジションにはメリットもデメリットもあります。
以下の表をご覧ください。
株価が上昇を続けている時にはフルポジ派の方が株価上昇の恩恵を受けられます。それに対し、余力を残している余力残し派は機会損失となってしまいます。
逆に、株価が下落している局面ではフルポジ派は株価下落の影響をもろに受けますが、余力残し派ではある程度余裕をもって見ていられます。
余力が残っていれば買いたい株をすぐに買うこともできますね。
あなたはどちらのタイプでしょうか?
これは経験上、性格によるところが大きいですね。
株式投資初心者に最適な資金配分(まとめ)
株式投資は余裕資金で行うのは大前提。
リスク許容度に応じて、銀行預金からどの程度を証券口座に移して大丈夫かを決めましょう。
お金を証券口座に移したら、証券口座内の金額のうちどのくらいの割合を株式購入に使うか自分なりのルールを決めておきましょう。
株価が上がっても下がっても、どちらでも対応できるようにある程度買付余力を残しておくのが投資初心者にはおすすめです。
但し、定期的に入金ができるのであれば、買付余力は少なめにして株の配分を増やしても良いでしょう。